今回は、NFTクリエイターミロッタさん（@mirotta21）にインタビューさせていただきます。
この度は貴重なお時間をありがとうございます！まずは簡単な自己紹介からお願いします。
こんにちわ。ミロッタです。
奈良県出身東京都在住、２児の父。
多摩美術大学絵画科卒業後なんやかんやあって フリーランスのイラストレーター歴約20年です。
道端に落ちている石や部屋に転がっている靴下など、 ありふれたものに命を発見するアートを制作しています。
ミロッタさんは、多摩美術大学をご卒業なさっているんですね。まさに憧れの大学です〜〜〜〜！！
あと、奈良県出身なんですね！私も6〜17歳まで、奈良県で暮らしていました。
フリーランスのイラストレーター歴も20年と、プロとしても長く活躍なさってるんですね。
主な活動ジャンルは、ドット絵、3D、PFP、AIなど色々あると思いますが、どんな作品を作られていますか？
１枚絵です。
ミロッタさんの作品は、普段身近にある物が生き物として描かれていて、すごくチャーミングで魅力的ですね！！表情も様々で、今にも絵から飛び出してきそうな、そんな生命力を感じます。
上に掲載させていただいた作品はどれも素敵ですが、個人的には「バッグ・クロージャー」がすごく好きです。手を繋いでいるところが、可愛くてたまりません（笑）
NFTを始めた時期、きっかけは何でしたか？
コロナ禍の「緊急事態宣言」でいきなり子供達と家に閉じ込められて ヒマだったので、公園から石を拾ってきてそれを撮影しプリントアウトしたものに目鼻や手足を描かせて遊ばせてたのが「ツクモン」の始まりで、 NFTアート自体に参入したのは仮想通貨をかじっていた妻のすすめがあったからです。
今となっては本当によく勧めてくれたと感謝しかありません。
コロナ禍での出来事がきっかけで、作品が生まれたのが最初なんですね。
お子さんとの遊びで生まれたというエピソード、とっても素敵ですね〜。
「公園で拾った石を、撮影してプリントする」という発想が、もうすでにアーティストですね。
奥さんの勧めでNFTに参入されたんですね。そのおかげで、多くの人がミロッタさんの作品に触れられているとしたら、私たちも感謝しかありません！
絵はいつ頃から描き始めましたか？
物心ついたときにはチラシの裏になんやかんや描いてた気がします。 幼稚園の頃に 横山光輝の「バビル２世」のキャラクター「ポセイドン」と 永井豪の「デビルマン」の描きわけで悩んでたのが最も古い具体的な絵の記憶です。
「ポセイドン」と「デビルマン」確かにそっくりですね〜〜ww
頭から生えているツノ（？）の形が微妙に似ていますね。描き分けは難しそうです！
しかし、この2人の描き分けに悩む幼稚園児…もうプロ意識が芽生えていますね。
小学生くらいになると 「僕の考えた最強の地底戦車」や「絶対死ぬ超ハードモードすごろく」 などを延々と描くのが好きでした。
友達と漫画雑誌（鉛筆書きの原画をそのままたばねた１冊しかない本）を創刊したり 楽しかったですね。
ちょっと待ってください…！全部面白そうなんですが、その作品残っていませんか？
「絶対死ぬ超ハードモードすごろく」 は、是非とも挑戦してみたいですね（笑）
友達との漫画雑誌は、私も同じことをしていました！（ミロッタさんのおかげで、思い出しました）中学生頃に、妹たちと月刊誌少女漫画雑誌を作っていました。A4のコピー用紙を二つ折りにして、同じく鉛筆で描いて束ねていました。
NFTをやってみての感想はいかがですか？
とにかく楽しいです。
この１年でいろんな魅力的な人に出会えたことが嬉しいですし
とても刺激になってます。
いままで触れることのなかった新しいことを勉強する機会が増えたことも
よかったです。
NFT本当に楽しいですよね！こんなに魅力的な方々と繋がれるなんて、予想もしていなかったですよね。新しい世界がどんどん広がっていく感覚です。ミロッタさんのお気持ち、とてもよくわかります。たくさんの方から刺激を受けて、自分の作品の幅も広がっていきますよね。
作品についてお伺いしたいのですが、コンセプトや、作品に込めた想いなどを教えていただけますでしょうか。
道端に落ちている石や部屋の転がっている靴下などの写真の上にドローイングすることで
「ありふれたモノ」の中に「命を発見する」アートを制作しています。
代表的な作品に「ソックスモンスターズ」「ツクモン」などがあります。
日本のアニミズム的思考である「八百万の神」や「付喪神」から着想を得てますが、
そういう信仰や考え方を生み出す人間の心の動きのほうに興味があるのかもしれません。
そういう考え方のことを「アニミズム的思考」というんですね！初めて知りました。
「八百万の神」は、ありとあらゆる自然現象には、神様が潜んでいるという日本独自の考え方ですね。
「付喪神」は、百年を経たモノには魂が宿り、それが妖怪変化することを言うんですね。こういう存在を感じる人の心理には、何があるのかは探究してみたいですね。
ミロッタさんの作品は、そういった思考が根底にあるんですね。
はじめてNFTをお迎えされた時のエピソードを教えてください。
最初はOpenseaではなくComsaというところで始めたのですが、 最初の「ソックスモンスター」をお迎えいただいた時は本当にうれしかったです。
普段原稿料を頂いてイラストを描く仕事をしているのですが それとはまた少し違う種類の喜びでした。
そしてまた逆に、普段のお仕事で「当たり前」になってた 原稿料を頂くということのありがたさも改めて感じました。
初めて作品をお迎えされるのって、本当に感動しますよね。
自分が大好きで生み出したイラストが、受け止めてもらえる喜びは格別ですね。
そうした経験から、普段のお仕事に対しても感謝の気持ちが湧いてきたんですね。
本当に「当たり前」のことなんて、何一つないと考えると、色んなことに感謝できるようになりますよね。
大好きなクリエーターさんを1人紹介してください。
みなさん魅力的な方ばかりで１人と言われると悩みますが ちゅんさん @tunetunenft0000 です。
同じように子育てと仕事の合間にNFTアートを制作してる方なのですが
すごいバイタリティーで前につきすすむ姿はパワフルで尊敬します。
そしてなにより作品がめちゃかっこいいです。
Physical-dimension（ちゅんさんのコレクション）
ちゅんさん（@tunetunenft0000）の作品、めちゃくちゃカッコいいですね！
大きなモニターに映して、シンプルな部屋にどーーーーんと飾りたい。
スターバックスや、高級なホテルのロビーなどにも合いそうですね。本当に魅力的ですね〜〜。
本業は何をされていますか？
フリーランスのイラストレーターです。
雑誌やweb、書籍の挿絵、企業イベント関連のイラストなど色々やっています。
NFTアートの領域でもリアルのお仕事につなげたいと思っていますので
お気軽にお声掛けください！
色々な媒体で、イラストを描かれてらっしゃるんですね。
ミロッタさんのお仕事で描かれたイラストも見てみたいです。
私もミロッタさんみたいに、イラストのお仕事増やしていきたいな〜〜。
NFT以外の趣味はありますか？
映画と読書です。
子育てと仕事と制作の合間を見て
ネトフリなどで映画や海外ドラマを観るのは至福の時間です。
なかなか行けてないのですがたまに映画館のシートに座れた時の充足感たるや！
「ああ、この２時間は映画に１００%没頭できるんだ」と本当に嬉しくなります。
映画館で没頭できる時間、いいですよね〜〜〜〜！
お家で見る映画もいいですが、他にも気になることが沢山あったりするので、ついつい気を取られちゃいますよね。子育てしていると、何かに没頭できる自分だけの時間って、本当に貴重ですよね。
今後の作品の展開で考えられていることはありますか？
オーダーの作品をもっと手掛けてみたいです。
豆さん @Riri_2021_Rara のお子さんが使ってたマグでツクモンを制作させて頂きまして
とてもいい経験でした。
皆さんの例えば思い出の品などの写真をもとにツクモンを制作するというようなことをやってみたいです。
時期をみて募集しますが ご興味のある方はお気軽にDMください。
あなたのまわりにもソックスモンスターズやツクモンがいるかも！？
素敵〜〜〜〜〜〜！オーダーの作品、とっても良いですね！！
これはNFT界隈だけではなく、多くの方に喜んでもらえそうですね。
クローゼットの奥で眠っている思い出の品が、ツクモンとなって蘇ることで、命を宿らせることができそうですね。
最後は自由にコメントをお願いします〜！
NFTアートはまだまだ黎明期ですが
実は「アートの民主化」を加速させる歴史的な出来事かも知れず、
僕らは今そこに立ち会ってるのだと思うと毎日ワクワクしています。
投機的バブルで終わるのか、新たな芸術が生まれるのか まだまだ先はわかりませんが とにかく今ここはとても面白い場所ですね。
これからもどんどん「ソクモン」「ツクモン」「ツクネン」達や たくさんの面白い作品が生まれて来ると思います。 この黎明期を一緒に楽しみましょう！
最後まで読んでくれてありがとうございます！
ミロッタさん、丁寧にインタビューに答えてくださり、本当にありがとうございます。
「アートの民主化」という言葉、とても素敵ですね。限られた人だけが、アートを生み出せるのではなく、やりたいと思う皆が楽しめる魅力的な世界が待っていると私も信じています。これらかもどうぞ、よろしくお願いします！
今回はありがとうございました。ミロッタさん（@mirotta21）でした。
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